2025/04/29

Taiwan Today

外交

台湾とセントルシアの刑事司法共助条約、台湾は16日に署名終える

2023/08/21
法務部の蔡清祥部長が16日、「中華民国(台湾)政府とセントルシア政府による刑事司法共助条約」に署名した。両国は2018年に警察協力協定も結んでいる。写真は台北での署名式。右が蔡法務部長。セントルシアのRobert Kennedy Lewis大使(左)が立ち会った。(法務部サイトより)
中華民国(台湾)とセントルシアの司法共助の深化に向けて外交部(日本の外務省に相当)、法務部(同法務省に相当)、駐セントルシア大使館、セントルシア政府が協力した結果、法務部の蔡清祥部長(=大臣)が16日、「中華民国(台湾)政府とセントルシア政府による刑事司法共助条約」に署名した。両国は2018年には警察協力協定を結んでおり、今回の条約はそれに続くものとなる。
 
同条約への署名は台北とセントルシアでそれぞれ行われることになっており、先行して行われた台北での署名にはセントルシアのRobert Kennedy Lewis大使、外交部の田中光政務次長(=副大臣)が立ち会い、セントルシアのアルバ・ロマヌス・バプティスト(Alva Romanus Baptiste)外務・国際貿易・民間航空・ディアスポラ(海外移住者)問題大臣、Hon. Leslie Mondesir検察総長、中華民国(台湾)の陳家彦駐セントルシア大使がセントルシアからリモートで見守った。セントルシア側ではこのあと、バプティスト大臣が同条約に署名することになっている。
 
この条約には、双方が刑事調査、起訴、犯罪防止、リモートでの証人尋問、証拠文書の提供、捜索及び差し押さえの執行、情報共有などで協力することが明記されており、締結によって両国の友好的な関係と司法共助など各分野における交流の豊かな成果が示されたことになる。
 
外交部は、「引き続き法務部と共に他の国々との刑事司法共助を推進し、我が国と各国の司法ならびに法執行機関との友好的な関係強化に努める」としている。
 
 

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